秋の香り 岡山県産マツタケ初入荷 1本4万3200円 天満屋岡山店

天満屋岡山店に初入荷したマツタケ

 岡山県産マツタケが29日、岡山市内の百貨店に初入荷した。今年は9月に入って雨が少なく気温も高かったため、昨年より8日遅いお目見え。買い物客らが足を止め“秋の香り”を楽しんでいた。

 新見市で28日に収穫された1本(約60グラム)が天満屋岡山店(岡山市北区表町)に並んだ。かさを閉じた「つぼみ」の状態で、価格は4万3200円。100グラム当たりの価格は7万2千円で昨年より3万2千円高かった。

 同区の買い物客(86)は「秋の訪れを感じます。国産は手が出ない値段だけど、輸入物でも焼いてスダチとしょうゆをかけて食べたいですね」と話していた。

 同市中央卸売市場の荷受会社・岡山大同青果は「例年は10月10日ごろが出荷のピークだが、日中気温が下がらない状態が続いているので遅れそう」としている。

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