福井の老舗コラボ磯辺焼き風「ちくわぱん」誕生  オーカワパン×安田蒲鉾、期間限定で販売

オーカワパンが安田蒲鉾とコラボし商品化した「ちくわぱん」=福井県坂井市丸岡町猪爪6丁目

 パン製造販売のオーカワパン(本社福井県坂井市丸岡町猪爪2丁目、大川恭史社長)は、安田蒲鉾(福井市高柳1丁目、安田誠太郎社長)のちくわを具材に使った総菜パン「ちくわぱん」を商品化した。老舗同士のコラボレーション商品で、ちくわと相性の良い青のり入りマヨネーズを掛けたもの。北陸3県の食品スーパーなどで、10月31日までの期間限定で販売している。

 ちくわぱんは、若手社員を対象に5~6月に新商品のアイデアを募集した企画で、入社2年目の宮田元輝さんが発案した。試作段階で、安田蒲鉾のちくわの風味が良く、同社にコラボを提案し快諾を得たという。

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 菓子パン生地の上に、輪切りにした数枚のちくわを載せ、青のり入りマヨネーズを掛けて焼くシンプルな製法。弁当などのおかずの「ちくわのマヨ磯辺焼き」風の味わいが楽しめ、子どもも食べやすい。

 販売価格は160円。包装袋には安田蒲鉾のロゴを入れた。9月16日から北陸3県のスーパーなど約200店舗で販売しており、1日650個ほどを出荷している。

 同社の担当者は「今後も地元企業のつながりを大事にした商品を開発していきたい」としている。

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