岡山、鳥取、島根県警や西日本高速道路パトロール中国(広島市)などは29日、県境付近の高速道路で事故が発生した際の対応を確認する初の合同訓練を新見インターチェンジ(IC、新見市高尾)で実施した。
各県警高速隊などから計19人が参加。上り車線で事故を起こしたトラックの積み荷が下り車線にも散乱し、同車線を走行中の車が乗り上げた―との想定をはじめ複数のパターンで行った。
この想定の訓練では、上り、下り各車線から岡山、鳥取各県警高速隊員が駆け付け、同中国の社員らとも連携して交通規制などに当たった。島根県警高速隊員はその様子を見守った。このほか、各県警単位で対応する訓練もあった。
岡山県警高速隊の杉本憲亮隊長は「高速道路利用者の安全を守るため、迅速で的確な現場活動をする必要がある。参考になることはしっかり現場に持ち帰ってほしい」と隊員らに呼びかけた。