ル・マン100周年大会を含む2023年WECは全7戦に。富士6時間は9月10日開催予定

 9月29日、WEC世界耐久選手権は2023年シーズンの年間スケジュールを明らかにした。“シーズン11”として行われる来季は全7戦が予定され、日本ラウンドのWEC富士は9月10日に開催されることになった。

 今季の全6戦から1ラウンド増加した2023年のカレンダーに加わったのは、2021年シーズンに初めてWECが開催されたポルティマオだ。来シーズン、アルガルベ・サーキットで行われる耐久イベントは、ヨーロッパ地域で行われる4つめレースとしてカレンダーに復帰する。このポルトガルでの6時間レースは4月16日のスロットに入っており、シーズンでは第2戦にあたる。

■WEC富士がスーパーGTとバッティング

 この他のイベントについては、セブリング、スパ・フランコルシャン、ル・マン、モンツァ、富士、バーレーンと、今季の開催地から変更はない。また、開幕戦がIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権との併催による“スーパーセブリング”の一部となることも2022年シーズンと同じだ。

 オープニングイベントとなる1000マイルレースの決勝日は3月17日。この直前にはセブリング・インターナショナル・レースウェイにおいて、公式テスト“プロローグ”が3月11~12日の日程で設定されている。

 セブリングと第2戦ポルティマオ6時間の間には4週間のインターバルがあり、続くスパ6時間は2週間後に行われる。シリーズのハイライトであるル・マン24時間は既報のとおり、6月10~11日に開催される予定だ。なお、同大会はル・マンの100周年を祝う記念大会となり、そのグリッドには王者トヨタをはじめ、プジョー、フェラーリ、ポルシェ、キャデラックなどのハイパーカー(LMH/LMDh)が並ぶことになる。

 シーズン後半戦は今季と同じくモンツァからスタート。7月9日にイタリアで6時間レースが行われたあと、2カ月後の9月10日に富士スピードウェイにてWEC富士が開催される。なお、日本ではスーパーGT第6戦SUGOが同じ週末に予定されている。

 1年の終わりはお馴染みのバーレーン・ラウンドで迎えることとなり、WECと2027年までの長期契約を交わしているバーレーン・インターナショナル・サーキットにおいて、11月4日に実施される8時間レースでシーズンの幕が降ろされる予定だ。

「ハイパーカークラスの成長とキャリブレーションにより、現在WECにとって非常にエキサイティングな時期にある。そこで我々はポルトガルに戻って別のイベントを加えるようカレンダーを拡大させた」と語るのは、WECのフレデリック・ルキアンCEO。

「ポルティマオは2021年のレースでそのポテンシャルを示したので、シリーズが来年そこに戻るのは素晴らしいことだ」

「私たちはすべてのステークホルダーと密接に協力し、エントラントとファンのニーズに合ったスケジュールを作成した。2023年は素晴らしいレースシーズンとなるはずであり、開幕を待ち遠しく思っている」

 今回発表されたWECの2023年カレンダーでは、セブリングを除くとウェザーテック・スポーツカー選手権とふたつのバッティングが存在する。ひとつはWECポルティマオとIMSAのロングビーチ(4月14~15日)、もうひとつはモンツァとモスポート・パーク(7月7~9日)だ。

 一方、WECとABB FIAフォーミュラE世界選手権のレースウィークエンドにはスケジュールの重複はなく、現在のところ掛け持ちでの参戦が可能となっている。

■WEC世界耐久選手権 2023年シーズンカレンダー(9月29日付)

Round Date Race Circuit

** 3月11~12日 プロローグ セブリング・インターナショナル・レースウェイ(アメリカ)

Rd.1 3月17日 セブリング1000マイル セブリング・インターナショナル・レースウェイ(アメリカ)

Rd.2 4月16日 ポルティマオ6時間 アルガルベ・サーキット(ポルトガル)

Rd.3 4月29日 スパ6時間 スパ・フランコルシャン(ベルギー)

Rd.4 6月10~11日 ル・マン24時間 サルト・サーキット(フランス)

Rd.5 7月9日 モンツァ6時間 モンツァ・サーキット(イタリア)

Rd.6 9月10日 富士6時間 富士スピードウェイ(日本)

Rd.7 11月4日 バーレーン8時間 バーレーン・インターナショナル・サーキット(バーレーン)

© 株式会社サンズ