岡山県早島町の2022年度の公共下水道事業特別会計で、約1600万円の収支不足が生じていることが29日、町への取材で分かった。事務手続きのミスが原因としており、町は町議会に報告し「あってはならないこと」と謝罪している。
町の説明では、21年度に予定していた下水道工事の2事業を工期の遅れから22年度に繰り越した。その際、財源とする予定だった歳入も繰り越す必要があったにもかかわらず、必要な手続きを講じないまま別の下水道事業に充てていた。決算時期まで気付かなかったという。
町上下水道課は「不足分については22年度の事業の中で調整していく。厳重なチェック体制を築き、再発防止に努める」としている。