大谷翔平が8回2死までノーヒットの快投 エンゼルスが4連勝

【アスレチックス2-4エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは中5日で先発した大谷翔平が8回2死まで一本のヒットも許さない快投を披露。8回108球を投げて被安打2、奪三振10、与四球1、無失点の投球に、打っても追加点のタイムリーと投打にわたる活躍を見せると野手陣も応え、4対2でエンゼルスが勝利しアスレチックス3連戦をスイープした。大谷はリーグ3位タイとなる15勝目(8敗)を記録し、3番手のライアン・テペラが5セーブ目をマーク。アスレチックス先発のコール・アービンに13敗目(9勝)が記録されている。なお、アスレチックスはこの試合が今シーズン100敗目となった。

エンゼルスは1回裏にルイス・レンヒーフォの16号先頭打者ホームランで先制すると、続くマイク・トラウトの二塁打から大谷にタイムリーが生まれこの回2得点。さらに3回裏にはテイラー・ウォードの23号ソロ、6回裏にはマックス・スタッシの9号ソロが生まれるなど小刻みな加点で大谷を援護した。投手・大谷は1回表の先頭打者に四球を許したが、3番のショーン・マーフィーを併殺に打ち取り初回を三者凡退で終えると8回2死まで一人のランナーも許さない見事なピッチング。ノーヒットノーラン達成が期待されたが、コナー・キャペルが放った三遊間へのゴロにショートのグラブがわずかに及ばず、偉業達成とはならなかった。大谷は続くデルミス・ガルシアにもヒットを許し二死1・2塁のピンチを迎えたが、最後の打者をサードゴロに打ち取りここで降板。9回表は2点を失ったものの、最後はテペラが試合を締めた。

大谷はこの快投で今季の投球回を161とし、規定投球回到達まであと1イニング。日本時間10月6日のレギュラーシーズン最終戦を中5日で迎えられるため、アクシデントがなければ規定投球回到達はほぼ確実な状況となった。また、この試合で今季の奪三振を213としリーグ3位に浮上。今季の防御率2.35もリーグ4位と素晴らしい数字を残している。これらのタイトルを獲得するのは難しい状況ではあるものの、最終登板でどこまで各数字を伸ばせるかにも期待したい。

打者・大谷としては「3番・DH」でスタメン出場。タイムリーヒット、空振り三振、セカンドゴロ、セカンド内野安打で4打数2安打1打点。自己記録更新中の連続試合安打を14に伸ばし、今季の成績を打率.275、OPS.887とした。

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