〈動画あり〉「肴豆」収穫が最終盤 甘みと風味抜群 晩生枝豆 収量例年より多く 大潟ナショナルカントリー

 大潟区潟田の農事組合法人大潟ナショナルカントリー(竹田稔代表理事)で晩生(おくて)の枝豆、肴豆(さかなまめ)の収穫が終盤を迎えている。土壌改良と天気のおかげで甘みと風味は抜群。収量も例年より多いという。

朝6時前から機械での収穫作業(9月28日)。8月のピーク時は1日6時間も作業が続いたという

 同法人では6月末に収穫する早生(わせ)品種からピークの8月を挟み、約3カ月間、枝豆を収穫している。複合経営で平成12年に1ヘクタールで始め、現在は10ヘクタールに拡大。産地化、ブランド化を目指し、長期間の栽培を実施。スーパーのイチコと契約、出荷している。
 同社の竹内寿代表取締役会長より、牛糞(ふん)と豚糞を入れる土壌改良のアドバイスを受け、土の力により味の乗りが一段と増したという。
 現在は肴豆の収穫が最終盤。朝6時前から収穫し、葉やごみ取り、水洗い、乾燥、選別、袋詰めなど慌ただしく作業し、出荷を迎える。ほぼ毎日収獲し、収量は1日約80~90キロ。イチコ店頭では「おおがた豆」の商品名で並んでいる。収穫は10月初旬までの予定。

水洗い、乾燥した枝豆を人の手で選別作業

 竹田代表理事(51)は「個々に買い求めに来られる方もいる。産地として認知されるように、これからもおいしいものを届けたい」とPRする。野菜担当の大浜啓一さん(72)は「味、香りが良く、収量も多い。焼いて食べるのもお勧め」と話している。

◇作業の動画 

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