「住宅密集地で…極めて悪質」 尾道連続放火 懲役12年を求刑 広島地裁

3年前、尾道市の寺や住宅で放火などを繰り返した罪に問われている男の裁判員裁判で、検察は懲役12年を求刑しました。

被告の男(46)は2019年、尾道市内の寺や住宅に侵入し仏像や絵画などを盗んだ上、建物に火をつけるなどした10件の罪に問われています。

30日の裁判で検察側は「深夜の住宅密集地で住民を不安や恐怖におとしめる極めて悪質な犯行」などと指摘し、被告の男に懲役12年を求刑しました。

一方、弁護側は「あくまで空き家に放火した。燃え広がり方を事前に予測することは不可能」だとして執行猶予付きの判決を求めました。

判決は10月11日に言い渡される予定です。

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