3年前の参院選をめぐり、河井克行元法務大臣から現金を受け取ったとして略式命令を受け裁判を申し立てた元県議の初公判が開かれました。
元県議の平本英司被告(49)は2019年4月、河井克行元法務大臣から現金30万円を受け取ったとして罰金15万円、公民権停止5年などの略式命令をうけましたがこれを不服として裁判を申し立てていました。
30日の初公判で平本被告は起訴内容を認めたうえで「5年後の県議選にチャレンジし、地域に恩返ししたい」として公民権停止期間の短縮を求めました。
一方、検察側は被告人質問で「特定の選挙に出たいかどうかで期間を変えるのは公職選挙法の趣旨を変えてしまうのではないか」などと指摘しました。
次回、10月21日の公判で結審の予定です。