30日午前10時ごろ、横浜市保土ケ谷区川島町の西谷浄水場で、工事作業中に地下に埋設されている水道管を破損して周辺の道路に水があふれ出た。市水道局は同区や神奈川区などの給水区域に断水などの影響が出ないよう、対応に当たった。
同局によると、破損したのは、同浄水場内の地下約6.5メートルに埋設されている口径80センチの水道管。工事用の防音壁を設けるため、市から委託された業者が重機で穴を開ける作業をしていた際、誤って水道管を破損させてしまったという。
この影響で、同浄水場北側ののり面から道路に大量の水が流出。近隣住宅に水が入らないように土のうを積んだり、一部の歩道を通行止めにしたりした。
買い物のため浄水場脇の道を歩いていたという近くの主婦(61)は「浄水場の壁から水が落ちてきて、後ろの階段の上からは水がドーッと流れてきた。水の中を歩いて来た道を戻りました」と驚いた様子だった。