広島と愛媛を結ぶフェリーで乗客不明 柵乗り越えて飛び込みか 呉海上保安部が捜索

広島県から愛媛県へ向かっていたフェリーで、乗客1人が行方不明となり、呉海上保安部が捜索しています。

呉海上保安部によりますと9月30日午後7時前、広島県から愛媛県へ向かっていたフェリー シーパセオから「柵を超えて人が海に落ちたとの申告があった」と通報がありました。

フェリーは広島港を出発し、呉経由で愛媛県の松山に向かっていましたが、午後6時半すぎ、フェリーに乗船していた乗客から「階段途中から柵を乗り越えて海に飛び込んだ人がいるかもしれない」と売店の店員に申告があったことから、乗客の人数を数えたところ、乗船した人数よりも1人少ないことを、音戸瀬戸通過後、情島を過ぎたあたりで確認し、118番通報したということです。

目撃した乗客の情報では、行方が分からなくなった乗客は身長170センチメートル、40代~50代ぐらいの男性で白色系のつなぎを着用していて、手には何も持っていなかったということです。

呉海上保安部は行方不明者の身元確認をすすめるとともに、転落したとみて、周辺の海域を捜索しています。

© 株式会社中国放送