イラン女性死亡への抗議をSNSで支持…イラン代表選手が逮捕される

イラン国内で大きな動きに発展している抗議デモ。スカーフの規則違反の疑いで警察に拘束された22歳の女性が死亡したことに対する抗議が大きな広がりを見せているのだ。

当局は暴行ではなく突然の心不全で死亡したとしているが、警棒で頭を殴ったり、車両に頭部をぶつけた疑惑がある。

女性たちによる髪を切る抗議だけでなく、一部では治安部隊に火炎瓶を投げつけるなど激しい活動も起きており、そのなかですでに多数の死傷者が出ているとも伝えられている。

現イラン代表FWサルダル・アズムンは「人を簡単に殺すなんて恥を知れ。イラン女性たち、万歳」などとのメッセージをポストするなどアスリートたちも抗議の声を上げている。

【動画】イラン代表選手一丸で抗議した「黒ジャージ」シーン

ただ、『Iran International』などによれば、同じく抗議活動をSNS上で支持した元イラン代表DFホセイン・マヒニが暴動扇動の罪で治安警察に逮捕されたという。

捜査員15人ほどが自宅に踏み込み、妻子を拘束したうえ、帰宅したマヒニを逮捕したとのこと。

元代表選手の逮捕に各方面から反発と非難が起きており、釈放を求める声もあがっている。イランのレジェンドであるメーディ・マハダヴィキアも「この日々は歴史の記憶に刻まれる」と反応したそう。

また、現役のイラン代表であるトラクトル所属のFWカベフ・レザイーも当局に逮捕されたと伝えられている。

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