広島県呉市の沖合いで3日、男性の遺体が見つかりました。呉海上保安部は、9月30日に広島県から愛媛県へ向かっていたフェリーから転落し、行方がわからなくなっていた男性と関連があるとみて、身元の確認を進めています。
呉海上保安部によりますと、3日午後2時45分ごろ、呉市 音戸瀬戸観音崎の南の沖合を航行する漁船から「人のようなものが浮いている」と通報がありました。呉海上保安部は、男性の遺体を巡視艇に引き揚げ、死亡を確認しました。
30日午後7時前には、広島県から愛媛県へ向かっていたフェリー・シーパセオから「柵を超えて人が海に落ちたとの申告があった」と通報があり、呉海上保安部が、目撃した乗客の情報などから、40~50代くらいの男性が海に転落して行方不明になったとみて、周辺の海域を捜索していました。
見つかった遺体について呉海上保安部は、身に着けていた持ち物などからフェリーから転落したとみられる男性との関連があるとみて、身元の確認を進めているということです。