伝わりやすい話し方 新聞で学ぶ NTT西 岡山支店で研修開始

記事の見出しを考える参加者ら

 NTT西日本岡山支店(岡山市北区中山下)は3日、新聞を業務に活用する研修を同支店で始めた。11月までの全3回で、20~50代の社員計18人が相手に伝わりやすい話し方や文章を読み解くこつなどを学ぶ。

 山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務め、結論から先に書く記事のスタイル「逆三角形」を紹介。見出しは記事の要約と説明し、「大まかな内容は見出しやリード(前文)を読めば把握できる。ビジネスの現場でも、記事を参考にして話す内容をまとめると相手に伝わりやすい」と呼び掛けた。

 過去記事を基に見出しを考える作業も行った。男性社員(23)は「顧客への商品説明などで話が長くなる癖がある。記事を手本に、分かりやすい伝え方を心掛けたい」と話した。

© 株式会社山陽新聞社