「⽉の満ち⽋け」有村架純&目黒蓮、初デートシーンのメーキング写真公開!

12⽉2⽇に全国公開される映画「⽉の満ち⽋け」で、⼤泉洋演じる主⼈公・⼩⼭内堅の娘と同じ名前を持つ謎の⼥性・正⽊瑠璃役を務める有村架純と、彼女と許されざる恋に落ちる⼤学⽣・三⾓哲彦に扮(ふん)するSnow Man・目黒蓮の現場リポートとメーキング写真が到着した。

同作は、2017年に第157回直⽊賞を受賞し、累計発⾏部数56万部を超える、佐藤正午氏による同名ベストセラー⼩説が原作。⼤泉、有村、目黒のほか、⼩⼭内の妻・梢に柴咲コウ、正⽊瑠璃の夫・⻯之介に⽥中圭、⼩⼭内にある事実を伝える娘の親友・緑坂ゆいに伊藤沙莉と、超豪華キャストが集結。監督は、リアルな⼈間描写と圧倒的な映像美に定評のある廣⽊隆⼀が務め、壮⼤な愛の物語を紡ぐ。

2021年の11⽉から12⽉にわたり撮影された本作。有村と目黒の撮影は主に劇中の1980年代パートで舞台となる⾼⽥⾺場で⾏われた。現在も⾼⽥⾺場にある名画座“早稲⽥松⽵”を80年代⾵に作り込み、瑠璃と三⾓の2度⽬の再会シーンが撮影された時は、突然の2⼈の登場に思わず⽴ち⽌まる歩⾏者が続出。だが2人共に最後まで役に集中し、⼤きな混乱もないまま撮影は無事終了した。

また、同じく⾼⽥⾺場近くの川沿いでは、瑠璃と三⾓のほほ笑ましい初デートシーンを撮影。憧れの⼥性と奇跡的な再会を果たし、どこか舞い上がっている様⼦の三⾓が初々しいこのシーンも、廣⽊監督の求める⾃然さ、リアリティーが徹底されたものに。実は、台本にはない動きやセリフが当たり前のように追加されているのだが、有村も目黒もどこまでがセリフか分からないほどナチュラルな佇まいで臨んでいた。

さらに、このシーンでは、道路に⼤きく張り出したクレーンカメラが⼀度もカットを割ることなく⻑回しで撮影。4分近いシーンとあって現場には⼼地いい緊張感が漂っていたが、撮影の合間には、2人はよく晴れた空を⾒上げて「天気いいね」と談笑。役を通じて打ち解けている様⼦だった。

今回、初共演となる2⼈。有村は目黒について「⼀⾔⼀⾔を⼤切にセリフを⾔われる⽅だなと思えたので、瑠璃として気持ちを動かしながらやりとりができたと思います」と話し、対する目黒は有村について「役としてもリードしてくれましたし、僕としてはすごく⼼が救われました。役者さんとしては引き出しの多さに⽇々驚かされました」と尊敬のまなざしだ。解禁となった初デートシーンのメーキング写真でも、次第に緊張もほどけてきた様⼦の2⼈が、監督を交えディスカッションをする姿が捉えられている。どのようなシーンが完成したのか、公開を楽しみに待ちたい。

物語は、仕事も家庭も順調だった⼩⼭内堅(⼤泉洋)の⽇常が、愛する妻・梢(柴咲コウ)と娘・瑠璃の2人を不慮の事故で同時に失ったことで⼀変したことから始まる。深い悲しみに沈む⼩⼭内のもとに、三⾓哲彦と名乗る男(目黒蓮)が訪ねてくる。事故に遭った⽇、⼩⼭内の娘が⾯識のないはずの⾃分に会いに来ようとしていたこと、そして彼⼥は、かつて⾃分が狂おしいほどに愛した“瑠璃”という⼥性(有村架純)の⽣まれ変わりだったのではないか、と告げる。愛し合っていた⼀組の夫婦と、許されざる恋に落ちた恋⼈たち。全く関係がないように思われた二つの物語が、数⼗年の時を経てつながっていく。それは「⽣まれ変わっても、あなたに逢いたい」という強い思いが起こした、あまりにも切なすぎる愛の奇跡だった――。

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