POLA新店舗に文化発表できる交流スペース 福井市のミナミ支店「街の縁側」目指す

コミュニティースペースを備え10月下旬にオープンするPOLAミナミ支店の竹内真紀支店長(左)ら=福井県福井市月見2丁目

 文化を身近に感じられる地域の交流拠点を作ろうと、福井県福井市月見2丁目のPOLAミナミ支店の竹内真紀支店長が、現店舗近くに建設中の新店舗にコミュニティースペースを併設する。プロアマ問わず、文化芸術活動に励む人たちに発表の場として貸し出し、訪れた人が交流し、くつろげる「街の縁側」を目指す。10月下旬オープン予定で、事業費の支援を県のふるさと納税型クラウドファンディング(CF)で10月31日まで募っている。

 同店は竹内支店長の義母が創業し、50年以上にわたり高齢者にメークを施す老人ホーム訪問や病院でのギャラリー運営、自動車販売店での演奏会開催などボランティア活動を続けている。

 コミュニティースペースは、コロナ禍で文化発表の機会や人との交流が減っていることを受け、構想を練った。子どもから大人までの幅広いジャンルの芸術発表の場として提供する。防音完備で、音楽やダンスの発表も可能。バリアフリー対応。

 CFの目標額は100万円で、オープンイベントや施設建築費の一部に充てる。竹内支店長は「来た人が心にゆとりを持って、元気になれるような場所にしたい。福井の文化振興にもつながればうれしい」と話している。

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