エンゼルスが2日連続のサヨナラ負け 大谷は連続試合安打がストップ

【エンゼルス1-2xアスレチックス】延長10回タイブレーク@オークランド・コロシアム

エンゼルスは9回表に1点ビハインドを追いつき同点としたものの勝ち越し点を奪えず、10回裏に4番手のライアン・テペラが押し出しの四球を与えてしまい、1対2で2日続けてのサヨナラ負けを喫してしまった。アスレチックス5番手のA.J.パクが4勝目(3敗)をマークし、テペラには今季4敗目(5勝)が記録されている。

アスレチックス先発コール・アービン、エンゼルス先発マイケル・ロレンゼンで始まった試合は熾烈な投手戦となった。両投手とも3回まで毎回ランナーを出すものの、要所を締める粘りのピッチングで得点を許さない。アービンが6回被安打4、与四球0、奪三振5の内容でマウンドを降りれば、ロレンゼンも6回被安打3、与四球3、奪三振7と互角のピッチングを見せた。

試合が動いたのは8回裏、前日サヨナラ打のトニー・ケンプが二塁打で出塁すると、こちらも前日同点打のセス・ブラウンがタイムリーを放つ。連日の勝負強さで試合を決めたかと思われたアスレチックスだったが、9回表、先頭のリバン・ソトのヒットに2つのエラーが重なり3塁まで進塁を許すと、マット・ダフィーのタイムリーで同点を許す痛恨の展開となってしまった。

タイブレークに望みを繋いだエンゼルスだったが、粘りは及ばなかった。アスレチックスが10回表のエンゼルスの攻撃を好守で凌ぐと、10回裏に一死満塁のチャンスを作り、最後はシェイ・ランゲリアーズが押し出しの四球を選んで二夜連続のサヨナラ勝利。エンゼルスにとってはどちらも勝機があった試合を逃す厳しい連敗となってしまった。

エンゼルスの大谷翔平は「3番・DH」でスタメン出場し、レフトライナー、死球、センターフライ、空振り三振、センターフライで4打数ノーヒット。タイブレークの10回表に迎えた最終打席ではセンター後方へあわや勝ち越し打かと思われる大飛球を放ったが、センターの好守に阻まれ連続試合安打は18でストップ。今季の成績を打率.273、OPS.877とした。明日のシーズン最終戦にはあと1イニングとなっている規定投球回到達を賭けて二刀流での出場が予定されている。

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