井原市と山陽新聞社は5日、スマートフォンの基本的な使い方が学べる無料の「井原市スマホ講座」を市内でスタートさせた。井笠地域では同市のほか、笠岡、浅口市も順次開講する。基礎操作やアプリの使用方法を身に付けてもらい、社会課題となっている高齢者のデジタルディバイド(情報格差)解消につなげる。
井原市での初回はアクティブライフ井原(同市七日市町)であり、70代前後の15人が受講。電源の入れ方や画面の操作方法をはじめ、カメラ機能などをスタッフから教わった。
半年前にスマホを購入した男性(71)=同市=は「分からなかった操作をたくさん教えてもらった。これからもっと使って楽しみたい」と話していた。
講習会は通信事業者(NTTコミュニケーションズ、KDDI、ソフトバンク)と連携し、県内14市町で展開。井笠地域の3市では、来年1月にかけて、それぞれ12回開催する。定員は各回とも先着16人。問い合わせは山陽新聞社スマホ教室サポート窓口(086―803―8195)。