浜松市沿岸部に建設予定の新野球場 照明のアカウミガメへの影響など参考人招き審議ー静岡県議会

静岡県議会は10月5日、静岡県浜松市の沿岸部に建設予定の野球場をめぐる審議を行いました。

浜松市の遠州灘海浜公園に静岡県が建設予定の野球場をめぐっては、照明が絶滅危惧種であるアカウミガメの産卵や行動に影響を与えることが懸念されています。5日の県議会建設委員会では、2人の参考人が議員の質問に答えました。

国際ウミガメ学会理事の亀崎直樹岡山理科大教授は、光の量の低減などを提案し、浜松市でウミガメ保護を続けるサンクチュアリNPOの馬塚丈司理事長は、絶滅につながるとしてナイター球場の建設に反対しました。

野球場の整備費用は2万2000人収容の場合、盛り土構造では110億円ですが、照明対策ができるドーム構造では370億円かかると試算されています。

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