第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」第5日は5日、栃木県足利市のFUKAI SQUARE GARDEN足利ほかで13競技を行い、栃木県勢は4競技で頂点に立った。レスリング少年男子グレコローマンスタイル92キロ級は植木優斗(うえきゆうと)(足利大付高)が初優勝。剣道は成年男子が初制覇し、成年女子、少年男女と合わせ本県が全種別を独占した。卓球成年女子は47年ぶり3度目の栄冠。特別競技の高校野球軟式の作新学院は決勝で鹿児島実(鹿児島)と0-0で引き分け、同時優勝となった。
レスリングの植木は準決勝で東京代表に5-1で判定勝ち。決勝では滋賀代表に得点を与えずテクニカルフォールで圧倒した。
剣道は決勝で神奈川に4-1。先鋒(せんぽう)の大平翔士(おおひらしょうし)(筑波大)、次鋒の市川巧(いちかわたくみ)(県警)が先勝し、副将の藤原真児(ふじわらしんじ)(同)が勝負を決めた。卓球は決勝で3-2と広島に逆転勝ち。1-2で迎えた第4試合をエース安藤(あんどう)みなみ(県スポーツ協会)がフルゲームの末に制し、第5試合を鈴木李茄(すずきりか)(同)が奪った。
フェンシング成年女子エペは準優勝。京都との決勝で国谷優奈(くにやゆうな)(明大)が勝利したが1-2と及ばなかった。
レスリング成年男子グレコローマンスタイル97キロ級の中原陸(なかはらりく)(大東大)、ラグビー少年男子の国学院栃木高がともに3位となった。
ホッケーは各種別の準決勝を行い、成年男子が1-0で滋賀を下し決勝進出。成年女子のグラクソ・スミスクラインは広島に1-5で敗れて3位決定戦に回った。