6日（木）は全国的に雲が多く、東日本の太平洋側を中心にぐずついた空模様となっている。天気分布は特に珍しくはないものの、何よりきょうは気温の低さが際立っている。東京など関東は午後も、気温がほとんど横ばいの状況が続く見込み。昼間の低温に馴染んでいない人が多いと思われるので、体調の不具合や気分的な影響にも注意したい。
■冷たい雨が容赦なく
東京都心は午前10時の気温は13.4℃で、きのうの同じ時間に比べて10℃近く低くなった。午後から今夜にかけても同じような気温で、くすんだ色の空を見上げただけで言葉数が減るような状態が続きそうだ。関東は肌寒さと雨のセット状態が、あす7日（金）も続く見込み。
なお、きょうより天気の崩れる範囲が広がる予想で、四国や近畿、北陸から東北を含めて雨が降りそうだ。近畿や東海、関東南部は、雨脚の強まる所がある見通し。
■三連休 最終日は荒天か
8日（土）は日本海側ですっきりしない天気の所があるが、太平洋側は天気の持ち直す所が多い。東京都心も日中は日差しがあり、昼間の気温は24℃前後と過ごしすくなりそうだ。
ただし、9日（日）は北海道で晴れる所もあるが、西日本を中心に遅い時間ほど雨雲が広がる見通し。
10日（月・祝）は日本海で低気圧が発達する影響で、北日本を中心に風や雨の強まるおそれがある。全国的に肌寒さは解消するものの、屋外で過ごすには向かない一日となりそうだ。
（気象予報士・高橋和也）
