「持続可能な観光地」世界トップ100に箱根町 愛媛・大洲市や熊本・阿蘇市などと共に選出

世界の持続可能な観光地として箱根が選出され、賞状を手にする町職員と観光協会の担当者ら=箱根町湯本

 「世界の持続可能な観光地トップ100選2022」に、神奈川県箱根町が選出された。県内では三浦半島に続き2例目。町観光協会は「サステナブルな観光に関心が高い観光客の来訪が期待される」と意気込んでいる。

 「世界持続可能観光協議会(GSTC)」が認証したオランダ拠点の非営利団体「グリーン・デスティネーションズ」が、中長期的な観光地戦略や観光が自然に与える影響などを評価して毎年表彰している。8回目の今年は、国内では同町のほか愛媛県大洲市や熊本県阿蘇市などが選ばれた。

 箱根では、町や観光協会による観光資源の魅力を伝えるガイド育成や、町社会福祉協議会と共同した車いす利用者向け旅行マップ作成などの取り組みが評価されたという。

 観光協会の尾上恵美さんは「持続可能な観光地として認知されるための出発点。今後も町や事業者らと協力して取り組みを加速させたい」と話している。

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