【6日】長崎県内293人コロナ感染 レベル「1」に引き下げ 病床使用率は9日連続10%台

新型コロナウイルス感染者の入院状況(5日午後7時現在)

 長崎県は6日、県内で新たに293人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。前週の同じ曜日を111人下回った。県は県内の感染状況を5段階で示すレベルについて、県全体の病床使用率が改善傾向にあるとして、7日から最低の「1(注意報)」に1段階引き下げると発表した。
 病床使用率は、先月28日から6日公表分まで9日連続で「2-Ⅰ(警戒警報)」の基準(20%)を下回る10%台で推移している。ただ、県は感染リスクは身の回りにあるとして、引き続き県民に会話時のマスク着用など感染防止対策の徹底や発熱がある場合の外出自粛などを呼びかけている。
 県は、県全体の感染レベルを7月13日から「2-Ⅰ」に、同21日から「2-Ⅱ(特別警戒警報)」に引き上げ、9月29日から「2-Ⅰ」に引き下げていた。
 10月6日公表の新規感染者は、年代別では30代と40代が各49人で最多。10歳未満が39人、10代と20代が各35人と続いた。重症化リスクが高いとされる60歳以上は62人で全体の約2割。
 佐世保市は6日、米海軍佐世保基地で新たに基地関係者(軍人、軍属など)5人の感染を確認したと発表した。


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