「イベント割」長崎県は適用 チケット代割り引きに

 経済産業省が11日からワクチン接種者らのイベントのチケット代を割り引く事業「イベント割」について長崎県は6日、割り引きの条件となる都道府県の意向確認で「適用」と表明したと発表した。
 キャンペーンは新型コロナウイルスの影響を受けている文化芸術やスポーツに関するイベントの需要喚起が目的で、来年1月末までの予定。主催者が国に登録されれば、コンサートやスポーツ観戦、展覧会や映画、動物園、テーマパークなどのチケット代が1枚当たり2割相当分(上限2千円)割り引きになる。オンライン配信イベントも含む。
 利用するにはワクチンの3回接種証明かPCR検査などの陰性証明が必要。チケット購入時に提示に同意し、イベントに参加するまでに主催者に証明書などの確認をしてもらう。
 県文化振興・世界遺産課は「着実な感染防止対策が前提の事業。県内の文化団体やイベント主催者の活動の活性化に期待している」としている。


© 株式会社長崎新聞社