10月17日（月）～23日（日）にスペイン・ポンテベドラで行われるU23世界選手権に、女子の新旧世界チャンピオン4選手を含む男女30選手を派遣する。
2017年にスタートしたU23世界選手権は、2020年の中止を経て今回が第5回大会。日本は、昨年大会には出場しなかったが、第1回から出場しており、男子フリースタイルで今年世界王者に輝いた樋口黎ら3選手、男子グレコローマンで2017・19年に世界王者に輝いた文田健一郎ら4選手、女子で東京オリンピック優勝の川井友香子ら、のべ18選手が優勝している（3選手が2度優勝）。
今回出場する世界チャンピオンは、今年9月の世界選手権優勝の50kg級・須﨑優衣（キッツ）、62kg級・尾﨑野乃香（慶大）、65kg級・森川美和（ALSOK）、昨年の世界選手権優勝の53kg級・藤波朱理（日体大）の4選手。
▲世界初の偉業に挑む須﨑優衣（左＝キッツ）と尾﨑野乃香（慶大）＝2022年世界選手権（撮影・保高幸子）
須﨑はこれまで、カデット（現U17）、ジュニア（現U20）、シニアの各世界選手権とオリンピックを制しており、この大会で優勝すれば世界の主要5大会を制覇することになる。これまで、オリンピックを除く4世代の世界チャンピオンは、男女を通じて奥野春菜と古市雅子（ともに現自衛隊）が達成しているが（関連記事＝2021年時点での記録）、5大会制覇はいない。世界初の“グランドスラム”への挑戦となる。
尾﨑はカデット、U20、シニアに続く4世代での世界一を目指す。U20とシニアは今年優勝したもので、今大会で優勝すれば、同一年で3世代の世界一に輝くことになる。これは男女を通じて達成した選手はおらず、72kg級にエントリーしたアミト・エロル（米国）とともに世界初の快挙へ挑む。
大会日程、日本選手団は下記の通り。男子グレコローマン・チームは13日、女子チームは15日、男子フリースタイル・チームは17日に、それぞれ出発する。
大会日程
※試合開始は、第1セッションが午後5時30分、第2セッションが午後11時45分（初日は深夜1時、最終日は午後11時＝いずれも日本時間）
10月17日（月） 男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級
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18日（火） 男子グレコローマン– 60・67・72・82・97kg級
前日開始階級の敗者復活戦・ファイナル
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19日（水） 女子50・55・59・68・76kg級
前日開始階級の敗者復活戦・ファイナル
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20日（木） 女子– 53・57・62・65・72kg級
前日開始階級の敗者復活戦・ファイナル
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21日（金） 男子フリースタイル57・65・70・79・97kg級
前日開始階級の敗者復活戦・ファイナル
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22日（土） 男子フリースタイル61・74・86・92・125kg級
前日開始階級の敗者復活戦・ファイナル
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23日（日） 前日開始階級の敗者復活戦・ファイナル
2022年U23世界選手権・役員
【監督】吉村祥子（エステティックTBC）
【男子グレコローマン・コーチ】笹本睦（日本オリンピック委員会）、藤村義（自衛隊）、【女子コーチ】冨田和秀（自衛隊）、志土地翔大（ジェイテクト）、【男子フリースタイル・コーチ】湯元健一（日体大教）、米満達弘（自衛隊）
【トレーナー】野呂賢二（JSC業務委託）、大山貴裕（NTT東日本関東病院）
【帯同審判】土居克也（愛媛・北条高教）
2022年U23世界選手権・代表選手
【男子グレコローマン】
▼55kg級 松井 謙（日体大）
▼60kg級 稲葉海人（日体大大学院）
▼63kg級 池田龍斗（日体クラブ）
▼67kg級 曽我部京太郎（日体大）
▼72kg級 小林大悟（拓 大）
▼77kg級 日下 尚（日体大）
▼82kg級 樋口徹心（日体大）
▼87kg級 向井識起（自衛隊）
▼97kg級 仲里優力（佐賀県スポーツ協会）
▼130kg級 西村麻凛（国士舘大）
【女子】
▼50kg級 須﨑優衣（キッツ）
▼53kg級 藤波朱理（日体大）
▼55kg級 清岡もえ（育英大）
▼57kg級 南條早映（東新住建）
▼59kg級 德原姫花（自衛隊）
▼62kg級 尾﨑野乃香（慶大）
▼65kg級 森川美和（ALSOK）
▼68kg級 松雪成葉（ジェイテクト）
▼72kg級 新倉すみれ（神奈川大）
▼76kg級 松雪泰葉（ジェイテクト）
【男子フリースタイル】
▼57kg級 阿部敏弥（国士舘大職）
▼61kg級 小川航大（自衛隊）
▼65kg級 山口海輝（日体大助手）
▼70kg級 髙橋海大（日体大）
▼74kg級 深田雄智（早 大）
▼79kg級 山倉孝介（早 大）
▼86kg級 白井達也（日体大）
▼92kg級 阿部 光（中 大）
▼97kg級 伊藤飛未来（日体大）
▼125kg級 出頭 海（中 大）
