高級魚ホンモロコの初水揚げ 小山で養殖、販売会も

水揚げしたホンモロコをいけすに移す高瀬さん(右)ら

 高級食材として知られるコイ科淡水魚「ホンモロコ」の初水揚げが7日、小山市黒本、農業高瀬孝明(たかせたかあき)さん(76)方の養殖池で行われた。井戸水に泳がせて約1週間泥抜きした後、15日に小山市下国府塚(しもこうつか)の道の駅思川で販売会を開く。

 ホンモロコは約5センチの小魚で、市内では2軒の農家と市の養魚場で養殖されている。高瀬さん方では昨年、約360キロを生産した。

 この日は、午前9時から約60キロを水揚げし、井戸水のいけすに移した。7センチほどの個体が多く、今年は約400キロの生産を見込んでいる。高瀬さんは「今年は藻類のアオコが多く発生したため、水の循環に気を使った。全体的に大ぶりで上々のでき具合」と笑った。

 15日の販売会では、活魚を500グラム1500円、冷凍を150グラム500円で販売する予定。

ホンモロコを水揚げする高瀬さん

© 株式会社下野新聞社