天候恵まれ大玉に 高級ナシ「かおり」収穫最盛期 大田原

出荷が最盛期を迎えている大玉ナシ「かおり」

 大玉で甘い香りが特徴の高級ナシ「かおり」の収穫が、栃木県大田原市内のナシ園で最盛期を迎えている。10月上旬ごろまでピークが続き、全国各地へ出荷される。

 同市佐久山の石崎果樹園は、県内最大級の約3.5ヘクタールの農園で幸水や豊水、にっこりなどを栽培。看板商品のかおりは全国に先駆けて約40年前から、代表の石崎佳郎(いしざきよしお)さん(64)が両親らと育てている。落ちやすくて栽培が難しいが、洋ナシのような甘い香りがし、大きい物は重さ2キロ、直径25センチ超に実る。

 石崎さんは「今年は天候にも恵まれて大玉に育った。年々、出来が良くなっているので、ぜひ味わってほしい」と話している。かおりは1個千〜2千円。(問)同園0287.28.1392

出荷が最盛期を迎えている大玉ナシ「かおり」

© 株式会社下野新聞社