熱すぎる!名門コリンチャンス、「日本語だらけ」の“優勝10周年”ユニフォームを発表

ブラジルの名門コリンチャンスとキットサプライヤーのNikeは6日、2022-23シーズンの新サードユニフォームを発表した。シャツ全面に落とし込んだ日本語デザインが話題を呼んでいる。

Corinthians 2022-23 Nike Third

22-23新サードユニフォームはベージュ(あるいはオフホワイト)を基調に、日本語で「これがコリンチャンスです。」と書き連ねる衝撃のデザインが登場した。もっとも、これはある意味コリンチャンスだからこそ成せるデザインなのかもしれない。

市販されるユニフォームは背面にも日本語をビッシリとデザイン。なお、選手が着用するユニフォームにはボックス型に背番号とネームのスペースを設けるため、その部分で日本語デザインは途切れる。

コリンチャンスのサードキットといえば、F1レーサーのアイルトン・セナに捧げたデザインなど意外性のあるものが多い。とはいえ今回のキットはかなり異色の一着だろう。

コリンチャンスは2012年のコパ・リベルタドーレスを制覇し、南米王者として同年12月に日本で開催されたFIFAクラブ・ワールドカップに出場。決勝戦で欧州王者チェルシーを撃破し、晴れて“世界王者”の座についた。今回のサードは、その優勝から10周年を祝したものである。

2012年大会では、ブラジルからはるばる地球の裏側となる日本へ大勢のコリンチアーノ(サポーター)が押し寄せた。彼らが応援する一角はまさにホームの雰囲気そのもので、とても日本とは思えない光景に。そんなサポーターに後押しされたチームは決勝でチェルシーに1-0で勝利。見事にタイトルを獲得している。

襟の内側にはなんと日の丸まで装着!

一見すると奇抜なデザインではあるが、2012年の優勝がクラブとサポーターにとっていかに大きな出来事であったかを物語り、そして両者の熱い思いを反映させたデザインといえよう。

大きな注目を集めるこの新サードユニフォームは、現地時間8日に行われるアトレチコ・パラナエンセとのホームゲームでお披露目となる。

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