フィリーズが地区シリーズ進出 プホルスとモリーナの現役生活が終了

ワイルドカード・シリーズ第2戦【フィリーズ2-0カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

フィリーズは2回表にブライス・ハーパーのソロ本塁打で先制すると、先発のアーロン・ノラが7回途中4安打無失点と安定したピッチングを披露。2対0でカージナルスを破り、2連勝でブレーブスが待つ地区シリーズへの進出を決めた。好投したノラが勝利投手となり、フィリーズ4番手のザック・エフリンはセーブを記録。カージナルス先発のマイルズ・マイコラスが敗戦投手となった。

1回裏無死2塁のピンチを切り抜けたフィリーズは、2回表先頭のハーパーがライトへのソロ本塁打を放って1点を先制。ノラが安定したピッチングを続けるなか、5回表には一死満塁のチャンスを作り、カイル・シュワーバーの犠飛で貴重な追加点を奪った。その後、さらにリードを広げることはできなかったが、ノラからホセ・アルバラード、セランソニー・ドミンゲス、エフリンと繋いでカージナルスの反撃をシャットアウト。中部地区王者に連勝し、地区シリーズ進出を決めた。

敗れたカージナルスは、今季限りでの現役引退を表明していたアルバート・プホルスとヤディアー・モリーナの現役ラストゲームとなった。プホルスは最後の2打席でいずれもヒットを放ち、モリーナも9回裏二死1塁で回ってきた現役最終打席でヒット。しかし、ポール・ゴールドシュミットとノーラン・アレナドがともに4打数ノーヒットに終わるなど、両ベテランのヒットを得点に繋げることはできなかった。チームの象徴とも言えるレジェンド2人が去り、カージナルスの1つの時代が幕を閉じた。

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