4年ぶりとなる北房コスモスまつり(同実行委主催)が9日、真庭市上水田の北房コスモス広場で開かれた。県内外から家族連れやカップルら約5千人(主催者発表)が訪れ、かれんな花や出し物を楽しんだ。
約70アールで40万本ほどのコスモスを栽培。7月の種まきが雨天の影響で例年より約2週間遅れ、開花はまだ3割程度。それでも来場者はピンクや白の花が密集する場所を探して撮影したり、散策したりしていた。
北房中(同所)吹奏楽部員らのステージ、地元商工会などが軽食や農産物を販売する出店も会場を盛り上げた。家族3人で訪れた主婦(27)=津山市=は「少しずつこうしたイベントが復活してきてうれしい。コスモスが満開になったら、また来たい」と話した。
コスモスは今月下旬に満開を迎えそうという。まつりは台風と新型コロナウイルス禍で、2019年以降中止されていた。