◆横浜DeNA1-0阪神
クローザーの山崎が1点リードの九回を3者凡退に仕留め、ポストシーズンでは2017年の日本シリーズ第5戦以来のセーブを挙げた。零封リレーを完遂させた右腕は「走者を出すことだけは避けたかったので、きっちり3人で締めることができて良かった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
先頭マルテにボールが3球続くも、150キロを超える直球でカウントを整えて三ゴロに。続く島田は内角の148キロでバットに空を切らせ、最後は好調中野も149キロで詰まらせて二ゴロに封じた。夏場でも衰えることがなかった生命線の直球で追撃を断ち切った。
8年目の30歳。救援陣のリーダーとして伊勢ら若手が躍動できるように、率先してコミュニケーションを取っている。「これまでやってきた自分の経験が必ず生きると思うので、みんなで手を取り合って乗り越えていきたい」。輪の中心に背番号19がいる。