ボウリング成年男子個人 福満「飛躍4位」 18歳最後の日に白熱のV争い

【ボウリング成年男子個人決勝】4位入賞した福満(西肥シルバーボウル)=足利市、足利スターレーン

 18歳最後の日に優勝争いを大いに盛り上げた。ボウリング成年男子個人で4位入賞した福満(西肥シルバーボウル)は、10日に19歳の誕生日を迎える長崎県ボウリング界のホープ。「かなり調子が良く、ほぼ思い通りに投げることができた。あとはピン絡み次第で優勝も狙えたけど、そう何もかもうまくはいかないですね」。快挙こそ逃したが、長崎の若い力が一時は首位に立つ活躍を見せた。
 予選を5位で通過。決勝は予選の成績が持ち越されるため、追う立場でのスタートとなったが、第1ゲームで246点をたたき出していきなりトップへ躍り出た。だが、レーンを替えて臨んだ第2ゲームは「相性が悪かった」。スコアを伸ばせず4位に後退。それでも、第3ゲームの最終10フレーム目まで優勝の望みを残す健闘だった。
 昨年3月、西海学園高2年時に全日本選手権マスターズ戦を最年少で制した。県勢としても初の優勝を17歳にして成し遂げた。ボウリングが大好きで、今春の高校卒業後は地元の「西肥シルバーボウル」に就職。「時間さえあれば、いくらでも投げていいと言われている」という勤務先の全面協力を受けて、楽しく、伸び伸びと力をつけている。
 今大会はまだ競技が残っており、10日は長崎が最も力を入れている4人チーム戦が控えている。メンバーも充実しており「ここでいい結果を出せれば、一番かっこいいですよね」。19歳最初の日は、どんなスコアになるだろうか。胸を躍らせて大好きなボウリング場に向かう。


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