「表情豊か」 招き猫1000点超 16日まで しまばら水屋敷周辺

表情豊かな招き猫が並ぶ「来る福招き猫まつりin島原」=島原市、しまばら水屋敷

 表情豊かな全国のさまざまな招き猫を並べた「来る福招き猫まつりin島原」(実行委主催)が、明治期の古民家を利用した長崎県島原市万町の喫茶店「しまばら水屋敷」を主会場に開かれている。主会場には千点以上を、周辺の15店にも計約80点を展示する。16日まで。
 日本記念日協会が9月29日を「9(来る)29(福)」の語呂合わせで「招き猫の日」にしていることから、毎年この時期に開き、25回目。
 主会場の展示品は、同店経営者の石川俊男さん(58)のコレクションに加え、全国の造形作家約10人に依頼して取り寄せた作品も並び、一部は販売する。愛知県の常滑焼、瀬戸焼をはじめとする焼き物のほか、新型コロナ禍を反映し、ポンプ式ハンドソープを組み合わせたデザインや、ユニークな表情、ポーズの招き猫もある。
 雲仙・普賢岳噴火災害の際、その表情に癒やされて収集を始めたという石川さんは「招き猫を見ながら湧水スポットなども巡りつつ、秋の城下町・島原を散策してほしい」と話す。
 水屋敷の招き猫の観賞には、飲食メニューの注文が必要。

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