記憶に残る「背番号10がかっこいいユニフォーム」8選

本日は10月10日。1964年に東京オリンピックの開会式が行われ、その関係でかつては体育の日と呼ばれた日である。

10が2つ並ぶということで、ここでは記憶に残る「背番号10がかっこいいユニフォーム」をご紹介しよう。

今回は8着のみ掲載。なお、諸々の事情により掲載を見送ったユニフォームも沢山あるので、それらについては別の機会で取り上げてみたい。

バルセロナ

バルセロナ 2005-06 Nike ホーム

選手:ロナウジーニョ

発色の良いブラウグラナ(青と臙脂)のシャツにイエローのネームナンバー。このコントラストが印象的だったユニフォームは、ロナウジーニョがサンティアゴ・ベルナベウで2得点してマドリディスタから拍手を贈られた“ロナウジーニョ劇場”の一着である。

日本

日本代表 2006 adidas ホーム

選手:中村俊輔

日本が世界に誇るファンタジスタが10番を背負ったユニフォーム。2006年のドイツW杯、2007年のアジアカップなどで着用したキットは、日本刀の刃文をモチーフとしたグラフィックを採用していた。当時の背番号フォントはレコード盤の溝のようなデザインがユニーク。

イタリア

イタリア代表 1994 Diadora ホーム

選手:ロベルト・バッジョ

1994年のアメリカW杯で着用したDiadora製のユニフォーム。当時はイタリアサッカー連盟の方針でシャツにサプライヤーロゴは付けていない。ホワイトとグレーの2色による背番号デザインが印象的なホームキットには、ブラジルとの決勝戦でPKを外したバッジョの姿が重なる。

ユーゴスラビア

ユーゴスラビア代表 2000 adidas ホーム

選手:ドラガン・ストイコビッチ

オランダとベルギーによる共同開催だった2000年の欧州選手権(EURO2000)で使用したユニフォーム。当時名古屋グランパスに所属していたストイコビッチは、キャプテンとしてチームをけん引した。ホームキットの背番号はシルバーで縁取るホワイト。この縁取り付きのスタイルは、当時adidasと契約する各国で採用している。

ユヴェントス

ユヴェントス 1997-98 Kappa ホーム

選手:アレッサンドロ・デル・ピエロ

セリエAを優勝しチャンピオンズリーグは準優勝という成績を残した、クラブ創設100周年記念シーズンのホームキット。袖や背面のネームナンバー部分は曲線を描き、全体的に柔らかな印象を与える。アーチ型に配した選手名を強調するフォントが特徴的。

ユヴェントス

ユヴェントス 1985 Kappa ホーム TOYOTAカップ仕様

選手:ミシェル・プラティニ

1985年に開催されたトヨタカップで着用した胸スポンサー無しのユニフォーム。セリエAでは85年から89年まで使われている。細めのストライプを採用したシンプルで美しい一着。当時は背面に背番号のみを付けていた。

アルゼンチン

アルゼンチン代表 1986 le coq sportif ホーム

選手:ディエゴ・マラドーナ

アルゼンチンが優勝し、マラドーナの“神の手”でも有名な1896年メキシコW杯で着用したユニフォーム。スカイブルーとホワイトのシンプルなストライプは、アルゼンチンらしさに溢れる。当時は背番号のみをプリントしたが、細い線でアウトラインを描くこのフォントデザインは“アルゼンチン型”と呼ばれる。

アルゼンチン

アルゼンチン代表 2010 adidas ホーム

選手:リオネル・メッシ

2010年の南アフリカW杯で使用したホームキット。メッシが初めて10番を背負ったW杯でもある。ユニフォームはスカイブルーとホワイトの色合いが美しい。当時の選手名は細めで小ぶりの特徴あるフォントデザインで、これは日本代表など他のadidas契約国でも採用していた。

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