バラ酵母でワインの仕込み 地域特有の品を開発 広島・世羅町

広島・世羅町のワイナリーで、バラ酵母を使った赤ワインの仕込みがありました。

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世羅町にある「せらワイナリー」にやって来たのは、微生物学などが専門の福山大学・久冨 泰資 教授と学生たちです。

バラ酵母を使ったワインを作ってもらうため、「せらワイナリー」の醸造責任者にバラから抽出した酵母を手渡しました。

久冨教授が中心となったバラ酵母を使うプロジェクトは、産学官連携で地域活性化などを目的に地域特有の発酵食品の開発を行っているもので、2013年からパンやビール、清酒を製品化してきました。

ワインも2016年からせらワイナリーでバラ酵母とワイン酵母を使って醸造してきましたが、今回は初めて、よりバラを前面に打ち出し、バラ酵母のみを使ったワインを作ることにしました。

福山大学 久冨 泰資 教授
「やさしさのあるような味わいのあるワイン作りをめざしているということになりますね」

バラ酵母を使った赤ワイン「ローズマインド」は、2024年1月からの販売をめざすということです。

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