小学校にオーケストラがやって来た 広島交響楽団 出前コンサート

学校にオーケストラがやって来ました。子どもたちに本格的な演奏に触れてもらおうと、広島交響楽団が広島市の小学校で出前コンサートを開きました。

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演奏会が開かれたのは、広島市安佐北区にある鈴張小学校です。広島交響楽団の指揮者は、音楽総監督を務める下野 竜也さんで、編成はおよそ60人です。

演奏の合間に下野さんは、オーケストラの構成や使っている楽器を子どもたちにわかりやすく解説していました。

会場では、子どもたちも耳にしたことがあるような名曲が次々と演奏されていきました。

鈴張小学校の全校児童は98人です。演奏会は、芸術鑑賞の機会を持ちにくい小規模な学校を対象に「プロの音楽家による出前音楽授業」として広島市の助成を受けて5年前に始まりました。

コロナ禍でも広島交響楽団は、年3回の演奏を続けてきました。

演奏会では、児童の代表2人が指揮を体験するコーナーもありました。

指揮者を体験 森原 夢楽さん(6年生)
「指揮者が演奏の中心みたいで、とても楽しかった」

指揮者を体験 新井 雫さん(6年生)
「見たことがない楽器が出てきて、聴いたことがない音があったので、すごくおもしろかった」

こんな選曲(♪それ行けカープ)も…。

広島交響楽団 下野 竜也 音楽総監督
「テレビやインターネットなど便利なものがいっぱいあるが、生で同じ空間で演奏している人たちの姿を直に感じてもらえればいいなと思う」

5日のプログラムは、全部で7曲。生で聴くのは初めてという子どもたちもいて、プロが奏でる本格的なクラシック音楽に感動した様子でした。

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