ポリオ根絶へ活動 日本縦断自転車キャラバン 上越地域走る 東京三鷹RC宮崎陽市郎さん

 世界からポリオ(急性灰白髄炎、小児まひ)を根絶するため、北海道から鹿児島まで自転車で縦断し、広報と募金を募る活動をしている東京三鷹ロータリークラブ(RC)の宮崎陽市郎さん(62)が10日、上越市、糸魚川市を走った。

ポリオ根絶へ活動 日本縦断自転車キャラバン 上越地域走る 東京三鷹RC宮崎陽市郎さん

 宮崎さんは1日、北海道稚内市の宗谷岬をスタート。日本海側を毎日自転車で走り、24日の「世界ポリオデー」に鹿児島県南大隅町の佐多岬でゴールする予定。10日は新潟市から糸魚川市のマリンドリーム能生まで、伴走者と約150キロを走った。雨や海沿い特有の強風に遭い、厳しい行程だったという。
 マリンドリーム能生では、県内のRCが所属する2560地区の髙坂光一地区寄付・資金・ポリオプラス委員長、妙高・糸魚川のRC会員らが横断幕を持って宮崎さんを出迎え、募金を行った。宮崎さんは「RCが35年にわたり取り組むポリオの根絶、1日も早く実現したい。世界ではポリオワクチンがまだ必要なこと、一般の人にも知ってほしい」と話した。
 宮崎さんは11日、糸魚川市を出発し親不知を越えて富山県を目指した。

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