大糸線(南小谷-糸魚川間)下位から3番目 前年度比5ポイント増加 JR西日本輸送密度公表

 JR西日本は5日、大糸線(南小谷―糸魚川、35・3キロ)はじめ管内路線の2021年度における輸送密度(1日1キロ当たりの平均乗客数)を公表した。大糸線の輸送密度は55で、20年度の50から5上昇した。コロナ前の19年度は102だった。

21年度の大糸線の輸送密度は20年度と比較してわずかに増えた

 管内で輸送密度が最も低かったのは、芸備線東城(広島県庄原市)―落合(同)間の13。次いで木次線出雲横田(島根県奥出雲町)―備後落合(広島県庄原市)の35。大糸線は最下位から3番目となっている。
 JR西は11月にも、大糸線を含め19年度の輸送密度が2000人未満の17路線30区間について、経営状況を公表することにしている。
◇北陸新幹線は1万人台回復
 JR西によると、21年度の北陸新幹線上越妙高―金沢間(168・6キロ)の輸送密度は1万177で、20年度の8224から約24%回復した。

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