エムバペの不満騒動にアンリが助言 「私もバルサ時代の起用法が嫌いだったが…」

この夏にPSGとの契約延長を決断したキリアン・エムバペだが、移籍騒動が再燃している。

彼はクラブから裏切られたと感じており、1月の退団を希望しているというものだ。PSGでの起用法にも不満を抱いているとされている。

この問題に元フランス代表FWティエリ・アンリが言及した。『CBS』でCL解説を担当した彼はこんな話をしている。

「自分が苦手なものに晒されることが好きな人間などいない。

だが、何よりも大きなものがある、それはクラブだ。

とはいえ、彼ら(PSG)が彼にクラブが最も重要だと感じさせたのか、それともクラブよりも彼のほうが重要だと感じさせたのか。

私の話をしよう。

自分はバルセロナにいた頃にサイドでプレーするのが好きではなかった。嫌いだったさ!でも、チームのためにやった。

フランス代表として51ゴールも決めたのに、左でプレーしなければいけないのは気に入らなかった。

(自分より)ゴールもキャップ数も少ない選手の代わりに左サイドでプレーすることに『なんて素敵な行為なんだ!』と言う人間などいなかった。

ただ、ひとつのルールがある。ボスに何かを命令されたら、チームのためにやる、チームが勝つなら。もし、チームが負けていたら、言い争いになるだろう」

アーセナルで大エースになった後、29歳でバルサに移籍したアンリ。リオネル・メッシとサミュエル・エトーがいたチームで左サイドに置かれる起用法は嫌いだったが、チームのために従ったそう。

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そのうえで、エムバペには「誰よりも大きいのはクラブ」とアドバイスを送っていた。

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