岡山市北区の表町商店街一帯で8日、秋祭り「備前岡山だんじり祭」（地元町内会などでつくる実行委主催）が開かれた。周辺町内のだんじり7基が「こちゃえ」の掛け声とともに、子どもらに引かれて練り歩いた。
西大寺町、栄町、下之町、中之町、上之町、石関町、丸の内二丁目の7町内から、太鼓を載せただんじりが集まった。笛や太鼓の音に合わせて「こちゃえ～、こちゃえ～」とうたいながら、約200人がアーケード街などを巡行。買い物客や商店主らが手拍子で出迎えた。
だんじりに乗って太鼓をたたいた岡山中央小4年女子（9）は「手拍子や唄に合わせて一生懸命たたいた」、別の女子（10）は「すごく楽しかった」と話した。
地元を拠点に活動する「備前岡山獅子舞太鼓唄保存会」による獅子舞の披露もあった。合同のだんじり祭は地域の活性化や伝統行事の継承を狙いに2019年から開いている。21年は新型コロナウイルス禍で中止し、今回が3回目。
