「FF7」シリーズ初のバトルロイヤル作、1年2カ月でサービス終了へ 「予想はしてた」とネット上では厳しい意見も

ファイナルファンタジーシリーズ「ファイナルファンタジー7(FF7)」のスマートフォン向けゲーム「ファイナルファンタジー7 ザ ファーストソルジャー」が、23年1月11日をもってサービス終了することが12日、公式サイトで発表された。21年11月の配信開始から1年2カ月で幕を下ろすことになった。

サービス終了の理由について、サイトでは「2021年11月17日(水)よりサービスを開始してから、より良いサービスを提供できるよう日々尽力して参りましたが、今後お客様にご満足いただけるサービスの提供が困難であるという結論に至りましたため、サービスの終了を決定いたしました」と説明。「これまでご愛顧いただきましたお客様には厚く御礼申し上げますとともに、この度のご案内となりましたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。

時代を超えて支持を集め、映画など多数のスピンオフ作品化された「FF7」シリーズ初のバトルロイヤルゲームとして、サービス開始前から注目を集めた。当時、プロデューサーの市川翔一氏はよろず~ニュースの取材に「ファンの方が慣れ親しんできたFF7の世界観、システムを大きく崩すことなく、バトルロイヤルという全く操作感の異なるジャンルに挑戦しました」と回答。RPGとアクションの融合を目指し、FF作品の新たな楽しみ方の提供を試みた。人気ゲームが多く、群雄割拠の「バトルロイヤル」ジャンルに参戦したが、道半ばで〝撤退〟することになった。

公式ツイッターには「ゲームを通じてたくさんの方々と遊ぶことができた」「大人になってから大好きな作品をこうした形でまた遊ばせてもらえた」と感謝の声が寄せられた一方で、「時間の問題なのは分かってた」「早すぎ」「予想はしてた」と厳しい意見も上がっていた。

(よろず~ニュース・松田 和城)

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