長~い体で小さな容器に入り込む「猫は液体」のぬいぐるみ 「グダグダ」触感のかわいさが話題

「猫は液体」と名付けられたふわふわで柔軟性のあるぬいぐるみがツイッターで注目を集めた。猫が体を自由自在に丸め、液体のように入れ物に隙間なくフィットする姿を指す言葉が具現化されたもので、立方体や円柱の容器に入った猫のぬいぐるみに約4800件のいいねが寄せられた。

まるで液体!容器に収まる猫のぬいぐるみ
体長約60センチ!実は長い「猫は液体」のぬいぐるみ

製作者のせこなおさんによると、ぬいぐるみは「グダグダ」とした触感。わたではなくプラスチックビーズを中に入れ、ビーズが動くことで液体のように重心が移動する。重さもあることで「生き物感」を表現しているという。

ボリュームある毛並みで体長約60センチの長いぬいぐるみが、一辺約15~20センチの容器にコンパクトに収まる姿はまさに「猫は液体」。「(容器に)入れなくても十分『液体の猫』の状態になっています。ズルズルと重さで落ちていくような感じ」とせこなおさんが話すように、抱きかかえると本物の猫のように長く伸びた姿になる。

ぐにゃぐにゃとくつろぐ猫のぬいぐるみ
容器に収まる猫のぬいぐるみ

普段はぬいぐるみデザイナーとして仕事をするせこなおさんが、ぬいぐるみの特徴である「柔らかさ」を生かし、柔らかい”液体状の猫”を再現した。自身も2匹の猫を飼っており、「かなり体が柔らかくてぐにゃぐにゃ。特に小さい入れ物に入り込んで限界に挑戦している感じがあって面白い」「夏場はよく床で溶けてます」と、”液体”の姿を目撃している。猫たちはぬいぐるみに興味を示さず、「並べて置いてあると容器の方に自分が入ろうとするので、どちらかというとぬいぐるみと対等な立場で争ってます」と気ままに過ごしているという。

「猫は液体」のぬいぐるみは、13日からJR東京駅構内のVINYL GALLERYで開かれる展示会「MOKEMONO園」で販売予定。販売時は持ち運びやすさを考慮しガラス製ではなくプラスチック容器に入れられる。せこなおさんは「絵画を買って額をご用意いただくような感じで合うもの(容器)を探していただけたら」と話した。

(よろず~ニュース・今井 佳奈)

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