横浜・MM21のロープウエーがグッドデザイン賞 評価された点は?

最高地点約40メートルからの眺望が楽しめるヨコハマ・エア・キャビン=横浜市中区

 横浜・みなとみらい21(MM21)地区のロープウエー「ヨコハマ・エア・キャビン」が、2022年度のグッドデザイン賞を受賞した。観光要素と移動手段を兼ねた日本初の都市型ロープウエーである点に加え、周辺の建物や自然と調和したデザインが評価された。

 ヨコハマ・エア・キャビンは、近接の遊園地「よこはまコスモワールド」を運営する泉陽興業(大阪市)が昨年4月に開設した。桜木町駅前の広場と新港地区・運河パークの2カ所に駅舎があり、往復約1260メートルを8人乗りのキャビン36台が循環している。

 都市型ロープウエーは海外の主要都市で導入が進み、注目を集めている。同賞の審査委員は、路線の延伸や他の交通機関との連携、他都市への展開にも期待を寄せた。

 同社の松下克哉常務取締役は「これからも横浜の観光振興に協力していきたい」と話している。

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