特殊詐欺被害「誰にも可能性」 川崎でEXILE松本さんら啓発

「ダンススペースDD」の子どもたちと写真に納まる松本利夫さん=JR南武線武蔵溝ノ口駅前

 県内一斉に防犯活動を強化する「安全・安心まちづくり旬間」(11~20日)初日の11日、川崎市高津区のJR南武線武蔵溝ノ口駅前で、高津防犯協会がキャンペーンを行った。警察庁特別防犯支援官を務める人気グループ「EXILE」の松本利夫さん=高津区出身=が、特殊詐欺防止へ思いを語った。

 松本さんは「地元に恩返しができていることに喜びを感じる」と話し、「特殊詐欺は『自分はだまされない』と思っている方が多いが、誰にも可能性があることを認識してほしい。高齢者はもちろん、家族、若者もアンテナを張って高齢者を守ってほしい」とし、家族間で会話を増やすことを呼びかけた。

 高津区で活動するダンス教室「ダンススペースDD」の4歳から小6まで24人がダンスを披露し、「特殊サギにきをつけてね」のカードを掲げ、松本さんから激励を受けた。協会員は詐欺防止を呼びかけるチラシや入浴剤を配布した。

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