竹灯籠、境内照らす 大田原の光丸山法輪寺で「万灯会」

子どもたちが制作した竹灯籠

 【大田原】佐良土の光丸山法輪寺で8日夜、竹灯籠などを境内に並べる「万灯会(まんどうえ)」が行われた。

 地域一帯となって子どもの安全を祈願しようと同寺が主催し、朝から檀家(だんか)らが飾り付けなどの準備に当たった。

 佐良土小と湯津上中の児童生徒らが制作した約500個の竹灯籠を飾ったほか、有志らが竹で作った鳥居や、かぐや姫をイメージした撮影スポットなどを用意。ろうそくや発光ダイオード(LED)ライトなどで内部から照らした。参拝者らが「家内安全」などと願いを書いたろうそくもともした。

 日が落ちると地域住民らが訪れ、竹灯籠の並ぶ参道を歩いたり、写真を撮ったりして楽しんだ。自分の竹灯籠を家族に披露した佐良土小2年平林結人(ひらばやしゆいと)君(8)は「どんな風に飾られるか楽しみだった。とてもきれいでうれしい」と喜んでいた。

子どもたちが作った竹灯籠

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