色とりどり 20万本のコスモス満開 諫早・白木峰高原

満開を迎えた20万本のコスモス=諫早市、白木峰高原

 長崎県諫早市の五家原岳中腹に位置する白木峰高原のコスモスが満開を迎え、多くの来場者が訪れている。
 地元住民でつくる白木峰高原育成会(松本茂会長)が毎年、希少種を含む20種類約20万本を育てている。同会によると、今年も7月末に種をまいた。大雨や台風などの影響で開花は平年より数日遅い今月初旬。今月下旬まで楽しめそう。
 雲仙の山々や有明海を一望する標高約340メートルの丘陵地。爽やかな秋空が広がった12日、白やピンクの花が風にゆれ、朝早くから行楽客が記念撮影などを楽しむ姿が見られた。長崎市宿町から妻と訪れた小森松之さん(68)は「昨年も来たが、想像以上にたくさんきれいに咲いていて癒やされる」と笑顔で話した。
 近くのコスモス花宇宙館では白木峰高原を撮影した写真を一般募集しており(応募は11月13日まで)、12月9日から写真展を開催する。


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