性的マッサージの女ら逮捕 大宮駅前で男性を誘い続け、1年で1200万円売り上げ HPや看板ない店

大宮で違法風俗営業 容疑の女経営者ら逮捕

 営業禁止地域で性風俗店を営んだとして、埼玉県警繁華街・歓楽街総合対策推進本部(保安課)と大宮署は12日、風営法違反(禁止地域営業)の疑いで、いずれも中国籍で性風俗店経営の女(41)=さいたま市南区文蔵3丁目=と同店従業員の女(36)=伊奈町中央5丁目=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は共謀の上、店舗型性風俗店の営業が禁止されている、さいたま市大宮区仲町2丁目の雑居ビル一室でいずれも男性客1人に対し、6月3日に女経営者、女従業員が、7月23日には女経営者が性的マッサージを行った疑い。

 保安課によると、マッサージ店として「リラクゼーション蘭」の店名で午後10時ごろから午前5時ごろまで営業。店のホームページや目立った看板はなく、女経営者らは大宮駅東口などで声をかけて男性客を店に引き込んでいたという。30分3千~90分2万円のコースをうたい、この1年間で約1200万円を売り上げていたとみられる。

 県警は今年3月ごろ、大宮駅東口の歓楽街で客引きしている女経営者らを目撃し、事案を認知。今月3日、禁止されている不当な客引きをしたとして、県迷惑行為防止条例違反容疑で逮捕していた。

 県警は共犯事件のため認否は明らかにしていないが、客引き行為については容疑を認めているという。

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