子供たちの前でだけ素直になれるダイアナの姿 「スペンサー ダイアナの決意」本編映像

10月14日より劇場公開される、クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じアカデミー主演女優賞にノミネートされた映画「スペンサー ダイアナの決意」から、子供たちの前でだけ素直になれるダイアナを捉えたシーンの本編映像が公開された。

ベッドルームで話をするダイアナ、ウィリアム、ヘンリーの3人。ウィリアムが「なぜクリスマスイブに贈り物を開けるの?皆はクリスマスに開ける」と王室ならではのクリスマスの掟について疑問を投げかけると、ダイアナは「過去と現在と未来がある。でもここでは時制は1つなの。未来はなくて過去と現在は同じ物」と、彼女の自身が痛感しているであろう王室のあり方について口にする。

また、「マミーの生家に行こう」と提案するウィリアムだが、「“危険だからダメです”と怖い声で言われたわ」と残念そうな姿を見せるダイアナの姿も見られる。嫁姑の関係を知ってか知らずか、ヘンリーが「おばあちゃんの命令?」と口にすると、そこにノックの音が。「皆様がお待ちです」という従者の声が聞こえ、幸せな時間はあっという間に終わりを告げる。

女王になることよりも子供たちの母として生きることを選ぶダイアナの、息子たちへの確かな愛が描かれたシーンとなっている。

「スペンサー」は、夫の不倫、王室の異様な抑圧、マスコミに追われる日々に憔悴し、精神不安定なダイアナが、決死の覚悟で家族と過ごした最後のクリスマス休暇を描いた作品。ダイアナを演じるのは、「トワイライト」シリーズなどのクリステン・スチュワート。チャールズ皇太子を「風の勇士 ポルダーク」のジャック・ファーシングが演じる。その他に、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリスらが顔をそろえる。「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」のパブロ・ララインが、監督を務めている。

Photo credit:Pablo Larrain

【作品情報】
スペンサー ダイアナの決意
2022年10月14日(金)、TOHO シネマズ 日比谷 ほか全国ロードショー
配給:STAR CHANNEL MOVIES
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