特殊詐欺被害を防ごうと宇都宮中央署と同署管内金融機関等防犯協力会は年金支給日の14日、宇都宮市桜4丁目の足利銀行本店で広報活動を行った。
伊東毅(いとうたけし)署長や行員ら約20人が参加。家族の連絡先を記載し電話機に貼るカードや、昨年の特殊詐欺の被害額などを周知するリーフレットを、同行利用者に手渡した。
同署によると、管内での9月末までの今年の特殊詐欺被害は、昨年同期に比べ大幅に増えているという。
同会長を務める同行の平野正人(ひらのまさと)本店営業部長(56)は「お客さまと密にコミュニケーションをとり、職員が異変に気付けるよう取り組みを進めたい」と力強く話した。