スタンプラリーで児島湖に関心を 岡山県が初企画 抽選でウナギなど

児島湖デジタルスタンプラリーのチェックポイント=玉野市の自然環境体験公園

 岡山県は岡山、玉野市にまたがる児島湖の環境問題に関心を持ってもらおうと、関連のイベントや施設を巡るスタンプラリーを開催している。児島湖産天然ウナギのかば焼きやサッカーJ2ファジアーノ岡山のグッズが抽選で当たる初の企画で、11月30日まで。

 期間中に環境関連イベントが開かれるJR岡山駅地下通路広場やイオンモール岡山、倉敷など6カ所に、自然環境体験公園(玉野市東七区)と児島湾干拓資料室(岡山市南区郡)を加えた計8カ所にチェックポイントを設置。QRコードをスマートフォンで読み込んでスタンプを集め、オンラインで応募する。

 抽選で500人にファジアーノ岡山とコラボレーションしたオリジナル軍手を贈る。ウナギのかば焼き(3人)のほか、ファジのタオルマフラー(5人)やハンカチ(15人)などが計286人に当たるダブルチャンスもある。

 県が定める児島湖流域環境保全推進期間(9~11月)の関連事業の一環。期間中のイベントなどを掲載しているポータルサイトへは県のホームページからアクセスできる。問い合わせは県環境管理課(086―226―7301)。

 児島湖は湖水が入れ替わりにくい閉鎖水域のため水質が悪化しやすく、汚染度を示す化学的酸素要求量(COD)は2021年度、1リットル当たり8.2ミリグラムと国の環境基準(5.0ミリグラム以下)をクリアできていない。

© 株式会社山陽新聞社